→ O

[6] - 2005/12/09 (21:28)

コンフォールヒルズ衣笠 金閣寺路
aKinugasa_naikan.jpg

http://www.c-kinkakuji.com/con_com_02.html 
集合住宅において、「和」をテーマにしたものは現在でも数多く見受けられます。集合住宅のスタイルを商品として考える上で、"和風テイスト"という差異化は、いまだ有効であるといえます。
しかし、今ある和風集合住宅のほとんどは、現代生活に無理やり和の要素を取り込んだちぐはぐなものばかりではないでしょうか。エントランスホールや庭、外構のみが純和風のものや、住戸内すべて洋風インテリアで、床だけ畳が敷いてあるもの、いたずらに外観にキッチュな和風のモチーフが貼ってあるものなど、あげればきりがありません。
なぜこうなってしまったのでしょうか。それは、和の素材を使いさえすればよいとする素朴な要素主義が原因なのです。和の生活体系をふまえない形骸化した用材法に基づいているからなのです。
もちろん量産型の新建材に頼らざるをえない集合住宅において、純和風のテイストが醸し出す繊細さや豊かな表情を表現しにくいということもあるでしょう。しかし、ほんとうにそうでしょうか。高価な伝統素材を使わなければ本格的な和のテイストを醸し出すことが出来ないのでしょうか。
 私たちはそうは考えません。たとえ量産型の新建材を使ったとしても、和風が本来持っていた繊細さや驚くほどの豊かな表情を住空間にもたらすことができるはずなのです。
それは、生活に根ざした和のかたちをもう一度見つめなおすことからはじまります。和の生活スタイルを見直し、空間全体を有機的に統合することで本格的な和のテイストを生み出すことができるのです。
一点豪華主義ではありません。きわめて質素でシンプルでありながら、複雑なうつろいをはらむ住空間。和風とは本来そうしたものだったはずなのです。そしてそのあり方は、不思議とモダンな空間とも共通性を持っています。和とモダンが出会う場所。私たちが創造するのはそんな古くて新しい住空間です。
そしてこれは大多数のニーズに応える汎用な一般解にはならないかもしれませんが、あえて特殊解を提示することで多様な価値観の一角に確実に答えようとするものです。それは機能性や利便性、コストのみの過当競争にとらわれない、オンリーワンな商品価値の開発にもつながるでしょう。(http://www.c-kinkakuji.com/con_com_02.html)

aKinugasa_gaikan.jpg
01
20060209212550.jpg
02
aKinugasa_entrance.jpg
03



Designed by Design601